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大手の建設コンサルタントに疲れて転職を考えている方へ、ゼネコンの道を紹介します。
ゼネコンの良さというと、やはり一番最初に浮かぶのは年収の高さではないでしょうか。ゼネコンのなかでも業界TOP5のスーパーゼネコンの年収を見てみると、たとえば清水建設の全体平均年収は966万円、30歳時の平均年収も649万円とかなり高い数値です。
他の4つのスーパーゼネコンも同様に、全体の平均年収は950万円を超えています。また、準大手や中堅ゼネコンの全体平均年収も700~800万円と高い水準になっています。
ゼネコンでの仕事は大きくわけると、現場での施工管理か、設計の2つにわかれます。施工管理では、実際に構造物が建設されている現場で時には計画どおりにいかない工事に対して臨機応変に対応していかなければいけません。施工に関する実務的な知識を磨くことができるでしょう。
また、多くの場合は建設コンサルタントが最初に作った設計のミスをチェックしたり、現場の事情に合わせて改変したりということを行います。これも、設計に関する高度な技術力を磨くことに繋がります。
ゼネコンに入るとどうしてもついて回るのが、転勤の心配です。実際に構造物をつくる現場に出向くことがほとんどのゼネコンは、プロジェクトにもよりますが2~3年で転勤、というのを繰り返すようです。スーパーゼネコンであれば、その現場は全国にありますから、常に全国のどこかに飛ばされる心配があります。
また、現場の施工管理は、当然ですが1日中屋外作業というのが毎日続きます。また、後期に間に合わせるために、週休2日が確保されなかったり、夜勤があったり、天候などの事情により工期に変更が出て休日出勤をしなければならなかったり、ということもザラです。
最近は労働環境の是正が進められていますが、ずっとオフィスの中にいるのに比べると、キツいことには変わりありません。
以上のように、ゼネコンへの転職は、技術力を磨きたいというやる気がある人におすすめできそうです。年収も高いですので、やりがいを感じられることでしょう。
しかし、紹介してきたように、体力的にきつかったり、転勤の可能性が高かったりということがデメリットとしてあります。転勤の心配をせずに、専門的な仕事をしたいというのであれば、地方の建設コンサルタントへの転職の方がよいでしょう。
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建設コンサルタント会社の見分け方