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建設コンサルタントの将来性

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建設コンサルタントを目指している人のなかには、建設コンサルタントの将来性や今後の需要が気になっている方も多いはず。こちらでは、建設コンサルタントを目指す人向けに、建設コンサルタントの将来性について解説していきます。

インフラ整備が各種都市で行われている

建設コンサルタントは、2025年頃までは仕事が増える見通しです。万博やスポーツの祭典など、世界的なイベントが予定されており、それに伴って海外からも多くの人が訪れるため、道路や公共施設といったインフラ整備に多額の投資が行われます。そのため、現在の建設業界は非常に活気づいており、建設コンサルタントもしばらくは重宝されるでしょう。

大規模なインフラ整備が終わった後は?

上述したように、2025年頃まではインフラ整備事業が盛んになるので、今後少なくとも数年間は仕事に困ることはないでしょう。しかし、日本は、他国に比べるとインフラ整備にかける投資が少ないため、この先も国内での仕事があるとは限りません。建設コンサルタントとして生き残っていくなら、下記のようなスキルを身につけたり、将来像を明確にしたりすることが大切です。

海外派遣にも応じるフットワークの軽さが大事

日本は、高齢化が進むとともに人口が減っているので、インフラ整備をするだけの資金を集めるのが難しくなっています。働きざかりの若い人たちがいなくなれば、集められる税金が少なくなるので、道路や公共施設にあてる老朽化していても直すことができないのです。

そのため、インフラ整備事業は、国内だけでなく海外に目を向ける必要があります。既に、建設業界の企業の多くが海外に進出し、経済が発展している国のインフラ整備に着手しています。今後、建設コンサルタントとして働くなら、海外派遣にも応じられるだけのフットワークの軽さが重要となるでしょう。

日本で働くときと同じやり方では上手くいかないこともある

建設コンサルタントは、海外で働く機会が多くなっています。海外で働くとき、日本にいるときと同じように仕事していては、現場が上手く回らないことがあります。なぜなら、海外の現場では、日本と同じような品質の建材、作業員が揃っているとは限らないからです。

ゼネコンから派遣されてくる社員も、土木や建設設計に詳しい人ばかりではありません。初めて訪れる国での作業に、戸惑う作業員も多いでしょう。そんななかで建設コンサルタントは、日本の作業員と海外の作業員に、上手く指導していかなければなりません。限られた人材と工期で最高の結果を出せるように、常に一歩先を読んで業務をこなす必要があります。

建設業の将来性についての課題

日本の建設業界は、労働者の高齢化を始めとする課題に直面しています。労働環境の改善が必要不可欠な状況といえるでしょう。

労働者の高齢化

建設コンサルタントを始め、建設業で働く労働者は高齢化が進んでいます。企業によって実情には差があるものの、業界全体では平均年齢が高止まりしており、20代や30代など若手の割合は少ない傾向が見られます。

建設業は景気の影響を受けやすく、不況の時代には新規採用を減らしたケースもあります。また、若手は働きやすさを求めるケースが多い一方、建設業は長時間労働が多いなど環境面の問題もあり、若手が中々定着しないことも影響しています。

労働環境の改善も必要

建設業において、課題解決のために求められているのが労働環境の改善です。特に建設業は時間外労働が多く、それを嫌って辞めてしまう労働者も少なくありません。そのため、企業によってはノー残業デーを設けるなど、時間外労働の短縮に力を入れています。

また、ライフスタイルや働き方が多様化している実情に合わせることも求められます。例えば週4日勤務や短時間勤務、テレワークなど、労働者が求める働き方の導入も環境改善には必要といえます。

なお、建設業は業界全体で労働環境の改善に取り組み始めています。将来的には、若手が働きやすい環境が整う可能性もあります。

建設コンサルタントは今後どうなるか

インフラが充実している日本においては、活動の場が徐々に減りつつある建設コンサルタント。将来も活躍したいなら、他業界への進出なども検討するべきでしょう。

建設業界以外への進出

まず挙げられる選択肢が建設業界以外への進出です。建設コンサルタントは多彩なスキルを有していることから、建設業界以外にも活躍の場があります。例えば、太陽光発電や風力発電などのエネルギー分野に進出すれば、施設の調査や設計などの業務で本業の知見が活かせます。

また、公共インフラを支える自治体との接点を持ち、つながりを深めるのもよいでしょう。公共部門は需要があるため、建設コンサルタントとしての本領を発揮できます。

新しい技術を学ぶ

もう一つの選択肢が新技術の習得です。建設業界では、AIやビッグデータなどを活用した積極的な技術開発が行われています。そうした新技術に関する知識を身につけることで、建設コンサルタントとして活躍の場を広げられる可能性があります。また、特定の分野に明るくなるなど、専門性を高めることもできるでしょう。

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