ホワイトな建設コンサルタント会社の見つけ方 » 建設コンサルタントになるには » 建設コンサルタントと他業種の違い » 建設コンサルタントと測量業の違い

建設コンサルタントと測量業の違い

公開日: |更新日:

将来、建設コンサルタントになりたいと考えている方の中には「建設コンサルタントと測量業は何が違うの?」といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。そこで、この記事では建設コンサルタントと測量業の違いや、測量業の主な業務内容、必要な資格などを紹介します。

測量業とは

測量業とは、国土交通省へ測量業の登録をし、測量業務を行う仕事です。測量とは、地図の作成や建物の建築を行う上で非常に重要なものといえます。
専用の機械を使用し、地球上の位置関係について距離や角度、高さといったものを正確に測る仕事です。

測量業と建設コンサルタントの違いとして、そもそも構造物をつくり上げる際に関わるタイミングが違います。建設コンサルタントが携わるのは、企画、計画、調査、設計、施工管理といったすべての段階です。一方、測量業はこのうち「調査」の段階で業務を担当することになります。

なお、総務省の分類では建設コンサルタントと測量業はともに「土木建築サービス業」に位置づけされています。

※参照元:(pdf)総務省/大分類L-学術研究,専門・技術サービス業
(https://www.soumu.go.jp/main_content/000290731.pdf)

測量業の主な業務内容

測量士の主な仕事は「外業」と「内業」に分かれます。それぞれどのような業務内容なのかについて紹介します。

外業

野外作業のことであり、実際に建設・土木工事の現場に出向いて測量を行います。
路上で測量している作業を見たことがある方も多いのではないでしょうか。トータルステーションと呼ばれる専用の機器を使い測量を行います。
一般的に2~5人程度のチームを組んで行うことが多いです。測量を行う場所は非常に幅広く、市街地だけではなく、山間や海峡などでも行われます。

内業

内業とは、事務所内で行う作業のことです。デスクワーク全般を指し、予算管理のほか、機器の調達、測量計画、製図、測量データ分析などが含まれています。
パソコンを使って行う作業が基本となるため、測量業の仕事に就きたいと考えているのであればパソコンスキルを身につける必要があるでしょう。外業は測量に適したタイミングで行わなければならないことから、外業の合間をぬって内業を行うことが多いです。

測量業に必要な資格

測量業として仕事をするためには、測量士や測量士補といった資格を取得しなければなりません。いずれも国家資格です。
試験は年に1回実施され、受験資格は問いません。また、大学などに通って専門科目を修め、実務経験を積む形で資格を取得する方法もあります。

2つの資格の違いとして、測量計画を作成できるのは、測量士のみとなっています。測量士補は、測量士が作成した測量計画に従う形で業務を行う形です。
現場で活躍できる測量士になりたいと考えているのであれば、初めから測量士補ではなく測量士の資格試験合格を目指してみると良いでしょう。

働きやすさを求めるなら
都心地方か?

ホワイトな
建設コンサルタント会社の見分け方