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仕事に関わるインフラプロジェクトとは

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さまざまな社会インフラとその具体例についてまとめました。

設備の改修に携わる

国内のさまざまな箇所に配備された設備や既存のサービス、システムなどを、改修したり保守メンテナンスしたりするための計画案のことを、インフラプロジェクトといいます。たとえば、通信設備・輸送経路・送電システムの改修も、インフラプロジェクトに該当します。

社会インフラの種類

社会インフラは「ハードインフラ」「ソフトインフラ」のふたつに大きく分けられます。前者は経済活動を支える制度・機関を、そして後者は国や地方自治体の行政を支える施設・設備のことを、それぞれ意味します。ここでは、9つのインフラについて紹介していきます。

航空

航空インフラプロジェクトが扱うのは、空港のほか、航空交通管制やヘリポート、空港土木施設などです。ちかごろ特に重点が置かれているのは、既存の空港の拡張やフライトの時間どおりの到着率の向上などです。

電気通信

電気通信インフラが扱うのは、インターネットやモバイルネットワークの基地局、人工衛星、ラジオ放送システム、電話線、ケーブルなどです。進化がめまぐるしい分野であるため、決して欠かすことのできない需要の高いプロジェクトとなっています。

ビーム橋や吊り橋、アーチ橋など、さまざまな橋がありますが、日常的に大勢の人が利用するものであれば、その交通量に対応できる大規模な橋の保守が欠かせません。

電力とエネルギー

国の電力生産を支える発電所を扱います。適切な場所にスムーズに送電がおこなわれるように、定期的な補修が必要です。具体的には、次のような設備の補修をおこなっています。従来の「エネルギーインフラ」に加え、「再生可能エネルギーインフラ」が扱う対象も含めています。

  • 電力網
  • 原子力発電所
  • 火力発電所【化石燃料を用いた発電】
  • 再生可能エネルギー【水力発電・バイオマス発電・太陽光発電】
  • ガスパイプライン

鉄道

鉄道ネットワークは「貨物」「旅客」の2つにわかれます。いずれの場合も、鉄道の運行を支える土地や設備、資材管理および輸送など、保守が必要な対象は多岐にわたります。また、鉄道新線の建設や鉄道標識の設置などに関する計画も立てます。

道路

道路インフラには、普通の道路だけでなく、街路や高速道路、バス路線、トンネル、信号機、標識など、車で通行可能な場所およびその関連設備すべてが含まれます。また、信号機・標識・ランプの新設および車線の増設といった工事は「小規模プロジェクト」、そして、道路の建設や既存道路の補修などの工事は「大規模プロジェクト」に該当します。

水道

すべての国民に、清潔な水をいつでも供給するための水道インフラの保守を行う社会プロジェクトです。きわめて重要な任務であることは想像に難くありません。水道インフラは、環境的な変化を要因とする問題の影響が強く及ぶので、地域によってプロジェクトの内容に差があります。

たとえば、干ばつが頻発するエリアでは、水の安定供給および漏水率の抑制につなげることを第一の目的として、水道施設の監視・補修を実施しています。配水ネットワークシステムの更新や、より効率的に水を輸送するためのシステム見直しなども、業務の対象です。

水道インフラプロジェクトが扱う対象は幅広いです。具体的には、水道管や井戸、ポンプ場、処理場、浄化槽、雨水管、道路側溝、ダム、堤防などが含まれます。

廃棄物処理施設

廃棄物処理施設インフラプロジェクトでは、廃棄物処理施設のほか、埋め立て地やリサイクル施設、保管施設と関連業務を扱います。こういった施設は、ゴミが散らばっていない清潔な道路・都市・地域環境を維持することで、市民が衛生的かつ安全に毎日を暮らせるようにするために欠かせない、大切な社会インフラです。

また、一般的な下水処理だけでなく、また、河川・湖・海についても、きれいな状態を維持するための下水処理をおこなっています。下水に含まれる有害物質をしっかりと取り除いてから、水を自然の水域へ戻します。

レクリエーション施設

周辺の公共用地を用い、地域住民のコミュニティ形成を促すことを目的とした施設・サービスを提供するプロジェクトです。具体的なレクリエーション施設としては、次のようなものがあげられます。

  • 公園
  • 史跡
  • 自然保護区
  • 公衆トイレ
  • 公共のピクニックエリア
  • 公共の駐車場
  • 公共の海水浴場
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