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道路整備は必要か、基本構造はどうするのかを考えて進める道路設計の仕事について紹介します。
道路事業は、まず道路整備の必要性を検証することから始まります。その後、通過位置や基本構造(車線数や幅など)の検討、必要な土地面積の決定、工事実施のための図面や設計書の作成を行います。
並行して関係機関と協議し、工事開始に向けた手続きを進めなければいけません。道路設計は概略→予備→詳細の順で進行し、各段階で課題や問題点を抽出。各種検討・検証を重ねてより良い結果を目指します。地質や環境調査の結果ももとに、関係先と協議して設計へ反映させます。各段階での迅速な対応と細部への注意が、成功する道路事業の鍵となるでしょう。
事業を実施しようとする路線のおおよその通過位置を選定します。路線選定では、貴重な動植物が住んでいる場所や文化財の位置、地すべりが起こり得る地帯など回避しなければならない場所を整理し、利便性や経済性などを総合的に判断して案を決定します。
概略設計によって決定された路線について、詳細な地形図を用いて比較案を作成し、路線の中心線や道路に必要となる用地幅を決定します。
予備設計で決めた内容に基づいて、さらに細かな地形図をによる地質情報や土地利用状況、排水の流れなどを確認しながら工事発注に必要な設計図面、数量計算書、設計計算書を作成します。
道路に付随して、インターチェンジ、擁壁、切土法面(斜面)、自転車道など、様々な構造物の計画・設計を行います。
道路の設計は、概略設計、予備設計、詳細設計の3つの段階があります。
対象地域の土地利用状況や地形を考慮して、適したルートおよび道路構造を提案します。
概略設計で定めたルートに対し、詳細な地形図を基に道路の線形や交差点形状、道路構造物の計画を行います。
排水路、ガードレールや中央分離帯、擁壁、舗装、レーンマークなど、道路建設に必要な細部構造を詳細に設計します。
交通量や地形を考慮した形式を選定し、詳細設計を実施します。また、立体交差形式の比較検討や安全施設の設計も行います。
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建設コンサルタント会社の見分け方