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建設コンサルタントとして働きたいと考えた際、フリーランスを検討している方もいるのではないでしょうか。そこで、建設コンサルタントはフリーランスでも働けるのか、どのように仕事を獲得すれば良いのかなどについて解説します。
建設コンサルタントの仕事は、フリーランスでも受けることが可能です。ただ、建設コンサルタントが行う業務は非常に大規模なものがほとんどであることから、個人で請け負うのではなく、建設コンサルタントの下請けとして業務を行うケースが多いといえます。
専門的な知識と経験が求められる仕事であるため、一般的に全く経験を積むことなく初めからフリーランスとして独立することはできません。
企業で建設コンサルタントとして経験を積み、十分な知識を蓄えてから独立について検討することになります。
フリーランスの建設コンサルタントになりたいのであれば、どのような形で仕事を獲得するのかについて確認しておきましょう。以下のような方法があります。
新規で自分を顧客に対して売り込んで契約するのはなかなか難しいので、企業から下請けの形で受注する形が大半です。この時、付き合いのある企業から紹介を受けることになるので、独立前に実力を認めてもらえていると、依頼してもらいやすくなります。
こういった意味でも、経験を積むことなく初めから独立して仕事を受けるのは難しいです。
フリーランスエージェントを活用し、案件を探す方法があります。フリーランス専門のサイトなども活用しながら案件獲得を目指しましょう。
建設コンサルタントとしてフリーランスで独立しようと考えている場合、注意すべきポイントがあります。
まず、将来的に安定して仕事を受けたいと考えた場合、入札に参加することについて検討が必要です。ですが、公共事業の入札に参加するためには、原則として建設コンサルタント登録を行っておかなければなりません。
ここでおさえておきたいのが、建設コンサルタント登録制度の要件に関することです。要件の中で「自己資金が1,000万円以上であること」と定められています。そのため、フリーランスの建設コンサルタントとして入札に参加したいのであれば、少なくとも1,000万円以上の自己資金を用意しなければなりません。
入札以外で仕事を受ける方法としては、人脈を活かした方法が挙げられます。フリーランスで働くといっても基本的な業務の受け方は付き合いがあった企業から下請けで受注する方法が基本となるので、人脈は欠かせません。
もちろん、人脈があるだけで仕事が得られるわけではないので「この人に仕事を依頼したい」と感じてもらえるような技術や経験も必要です。
このような理由から、フリーランスとして独立するのは難易度が高いといえるでしょう。独立したとしても安定させるのはなかなか難しい職業です。
ホワイトな
建設コンサルタント会社の見分け方